ボートエギング・ティップランにおすすめな時期
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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△ | × | △ | △ | × | × | × | × | △ | ◎ | ◎ | ◎ |
アオリイカってどんな生き物?
●アオリイカ(障泥烏賊)
日本沿岸に棲む大型のイカで、胴が丸く半円形のヒレを持つ。調理が簡単で美味しい為、釣りでは人気のターゲット。
堤防からのヤエン釣りやエギングなどで狙うアングラーが多い。
●特徴・分布
北海道南部以南の沿岸部に生息。海藻の生えている場所や岩礁帯。
水深数1m~60m前後の岩礁域など。
●釣りが楽しめる期間
春は産卵で大型が狙える4~5月と、秋は小型~中型の数釣りが楽しめ、9~11月が良く釣れるシーズンとなる。
場所選びのコツ
基本的には船頭さんにお任せ!
船長が最近の釣果や天候・潮の流れなど長年の経験と実績からポイントを決めてくれます。
船長の掛け声『ハイどうぞ!』で釣りを始めましょう。
ボートエギング・ティップランの道具選び
竿
長さ:2m前後の物を選ぶとよい!
リール
リールは「スピニング」と呼ばれるタイプの物で、2500番前後のリールを使うのが良い!
糸
リールに巻く糸の他に、擦れに強いフロロライン(フラッシュリーダー)も用意しよう!
フラッシュリーダー
慣れていない方でも、クレイジーオーシャンのフラッシュリーダーを使うことで
簡単に素早く取り付けができるので安心です!
ルアー
重さは20~30g、カラーはアジカラー、パープル、ピンクが人気!
シンカー
潮の速さや深さに合わせてエギを重くするシンカー。
エギによっては取り外しが出来ない物もあるので気を付けよう1
スナップ
これでリーダーとエギを繋げてあとは投げるだけ!
便利グッズ
クーラーBOX
釣種に合わせて大きさを変えよう!
アオリ袋
チャック付きで、臭いをシャットアウト!
水汲みバケツ
ロープ付きが便利
イカラビーナ
活かし・鮮度がいい状態での持ち帰りに
ライフジャケット
船釣りには、ライフジャケット( 桜マーク付き)が必須
イカ締め
大きなイカも楽々絞めれる!
ボートエギケース
ボートエギング必携。
エギを24本収納できるスリムなストレージケース。
いざという時に命を守るライフジャケット。必ず着用しましょう!
ボートエギング・ティップランの釣り方
アオリイカ
ティップラン釣法は、意外と簡単。シャクリ後、一定のテンションを 保って、サオ先をクッと軽く曲げておくことが重要。これでサオ先が戻る=目でアタリをとる状態がスタンバイ。
下の画像と一緒に見ていこう!
船が流れる方向とは逆にエギを投入する。
船が流れている場合は足下に、流れていない場合には少しキャストする。
エギの着水後、エギを出来るだけ速く着底させるためにロッドをあおりながらラインを送り出します。
エギが着底す ると海面上にあるラインの出が止まる。
注意点としては、船が常に流れ続けているので、ラインが止まった瞬間を見逃さない事。
エギの着底を確認したら、リールで糸ふけを取ってから
バット部分を利用しての巻きジャクリを水深に合わせて 5~10回程度入れて、イカを誘う。
大げさにシャクる必要は必要はなく、ロッドを海面に対し水平方向よりやや下側から60度程度のシャクリ幅で
リズム良くジャークを入れればOKである。
向かい風のなかでシャクリを入れるので、大きくシャクリ過ぎると穂先部分でラインを拾い
破損に繋がりかねないので注意が必要。
シャクリ後は、ティップが腰よりも低くなる位置でストップさせる。
この時のティップとラインの角度は90度前後を保つようにした方がアタリを見極めやすい。
穂先部分は、船が流れることでラインとエギに抵抗が掛かり、少し曲がっている。
船が動いているので、エギも一緒に水平移動している事になるが
この時、イカがエギを抱きにくるので、ティップ部に神経を集中させてアタリを見極める。
時間にして約10秒程度。活性の高いイカが近くにいれば、エギのフォール中に迫ってきており
シャクリを止めてポーズに入った瞬間にアタリが出る事が多い。
船が理想的に流れているのであ れば、ティップが”ピン”と真っ直ぐに戻り
船が速く流れ過ぎている場合には、穂先が入る様なアタリが多くなる。
アタリを確認したらしっかりとフッキングを入れ、アタリがなければ
ティップを水平に動かして最後の誘いをかける。
これでアタリがなければ再度、エギを着底させ、同様の動作を繰り返すわけだが
慣れるまでは、2~3回程度でこまめにエギを回収して再投入する。
ボートエギング・ティップランのポイント
下の解説と画像をみて確認しよう!
ティップランは、中オモリを使用しないボートエギングスタイルです。
スクイッドシーカー等の重量のあるエギを使用する事で、場所によっては40m以上ものディープエリアを攻める事が可能です。
特筆すべきは、ロッドの穂先部分でアタリを見極めるという事。
今まで捉える事の出来なかったアタリを視覚で判断できます。
「どてら流し」とは、風や潮流にまかせて船を流す事だが
船が図の様に横方向に流れるように調整する。
1~2名であれば船尾でも出来るが、3~4名で釣りをするとなると
横方向でなければ皆でティップランエギングを楽しむ事は出来ない。
当然ながら、魚探などで地形を把握してイカのいそうなポイント上を流れるようにする事。
中オモリは使用せず、深場もエギ単体で沈めます。
エギが重いと沈下が速く、フォールではイカが抱きにくい。
そこで、シャクった後に流される船の動きを考慮しながら一定のテンションを保って
エギを水中で水平移動させて抱かせる。
これがすこぶる効きます。
エギを底まで沈めたらリズミカルに巻きシャクリを5~10回程度入れ
イカに誘いを掛け、エギが一定層を水平移動するようにロッドの角度を保つ。
これが、抱く間を与えるセクションになる。
イカの活性が高い場合は、エギが水平移動に移った瞬間に抱いてくる場合が多い。
イカの活性が低い場合には、少しエギを見せる時間を長くする。
スクイッドシーカー等の様に重量のあるエギは、フォールスピードも速すぎて
よほど活性が高くない限りはフォールでエギを抱く事はない。
ただし近くにイカがいた場合にはエギを追ってきている事が多いので、気を抜かない様にする。
ティップランエギングは、エギがフォールしている時に乗せるのではなく
エギが水平移動している時に乗せる釣り方である。
シャクリ後、エギを水平移動させると、サオ先はエギの重みと水の抵抗によるテンションで曲がる。
その状態でイカが触れると一瞬、テンションが抜け、曲がっていたサオ先が戻る。
これがサオ先でとるティップランの仕組み。
アタリが分かりやすいように、サオ先に蛍光塗料が塗られた竿もあるので
サオ先の微妙な変化が分かりにくい。という方は取り入れても良いかも?
サオを立てるようにシャクると、サオ先が曲がってエギに力を伝達できない。
それどころか、度と超すと破損の危険性も。
バット部を上に平行移動させるようにシャクれば、エギにパワーをしっかり伝え、ダートを引き出せる。 振り幅の少ない分は、ひとシャクり一回転の巻きでカバー
水温が下がって深場に落ちて、一度エギにちょこっと触ったら、それでお終い。
それは今までのボートエギングではまず獲れないイカ。
しかし、ティップランエギングだと小さなアタリも逃さないので、それが獲れるのである。
慣れてくるとイカが後ろにき水流が乱れて、サオ先に違和感が出るのもわかるようになる。
これはジギング経験者なら特に理解出来ると思うが、ショアのルアーフィッシングにおいても同様、この意味を理解できるであろう。研ぎ澄まされた第六感である。
また、活性が低い時季は、カケアガリなど、イカのいそうな場所を丁寧に探り、ステイを長めにしてエギを見せることで釣果が上向くことが多い。
タモ入れまでがドキドキで最後に失敗とか・・・ 良くあるんです。
最後まで気をぬかないように慎重にやり取りしよう。
釣りあげたアオリイカがやり取りの最中にスミをはいていなければ注意が必要。
スミをはいていないアオリイカは釣り上げた後にスミをはくことが良くあります。
自分だけならまだしも他の人にもスミをかけてしまう事もあるので気をつけよう。
クーラーに入れる前にアオリイカを絞めてから保存しよう。
専用の絞め具がありますので1つ買っておくと便利です。
最後に
釣るのも楽しいですがなんといってもアオリイカは高級食材です。
料理は簡単でおいしく食べられるので料理にもチャレンジしよう!
刺身は甘くて歯ごたえがあり絶品です。1日寝かせておくともちもちの食感でまた違った楽しみ方が出来ます。
たくさん釣れた時は冷凍保存しておこう。
釣るだけではなく食べる楽しみも多いのがアオリイカ釣り、みなさんもぜひチャレンジください。
チャレ
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