おすすめな時期
1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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ビンチョウマグロってどんな生き物?

●ビンチョウマグロ(鬢長鮪)
スズキ目サバ科に分類されるマグロの一種。
水温が17℃~23℃位の所を回遊しており、キハダマグロより低水温、クロマグロより高水温がビンナガマグロの適水温と言われているよ。
●特徴・分布
マグロは泳ぎ続けないと死んでしまう魚だよ。
口を開けたまま泳ぎ、口からエラを通る海水から酸素を取り込む。
寝る時もゆっくり泳いでいるよ。
●釣りが楽しめる期間
2月から4月頃は最も釣れる時期。
場所選びのコツ

基本的には船頭さんにお任せ!
基本的に群れの回遊がある海域へ船長が案内してくれるよ。
港から近い日もあれば何十マイルも離れて出港してから2時間位船で走り
着いたポイントは海の真ん中・・・という事もあるんだ!
船酔いが心配な方は事前予約の時に、船長に相談し、可能であればなるべく後の方に釣り座ろう。
基本的な酔い止め等の対策はしっかりしておくことが大事だよ!
マグロ釣りの道具選び
竿

魚の引きが強いので最初は粘りのある調子が魚が掛かってからが楽なのでしっかり曲がるタイプがオススメ。
リール

リールは巻上げ力のあるジギング用リールの両軸、スピニングどちらでも良いが体力に自信の無い方は電動リールの使用がオススメ。
糸

リールに巻く糸以外に「リーダー」と呼ばれる先糸が必要
リーダー

ナイロンライン20号~24号、約6メートルを使用。
ジグ

最低限250g、300g、350gは用意しておこう。
また事前に船長等に海況を問い合わせて、必要な重さが何gかを確認しておく方が無難だよ!
アシストフック

ブルーチェイサー以外だと9/0~11/0を基本に考えよう
スプリットリング

リーダーとジグを接続したり、フックを接続するときに使用するよ!
スイベル

ねじれ防止に必須だよ!
いざという時に命を守るライフジャケット。必ず着用しましょう!
マグロの釣り方

船釣り
いつかは釣ってみたいと思う魚の最高峰「マグロ」にチャレンジしてみよう!
マグロと一口に言っても日本近海には何種類も生息してるよ。
その中でも比較的チャレンジしやすい鬢長(ビンナガマグロ)を
ルアーで狙うジギングと呼ばれる釣り方でご紹介するよ!
通常ならジグを底に付けて(着底させて)から、竿で引き上げる(ジャークアクション)や
リールを巻いて(ピッチ)ルアーを動かすが、
海域がかなり沖で水深が300m以上あるような場所で釣りをするので
基本的に着底はさせず船長からの指示棚を
PEラインの色を見ておおよその深さで釣りをする事になるよ。
例:)
船長「水深90mで反応でています」とあったら風や潮の強さにもよるが
ラインの色を良く見て10色分~15色分ジグを落してシャクリ始めよう。
(約100~150m出す事になるが、これは船が流されて自分とジグの位置がどんどん、斜めになっていくので90mの棚に沈めようとすると大体これ位余分が必要になるんだ)
シャクる距離としては最低でも30mはシャクって様子を見よう。
あまりヒットが無いようなら50m前後で様子をみるよ。
また30~50mシャクったら巻いた分を落して
再びシャクるのを繰り返していくと船が流されているので
どんどん竿先から出ている糸の角度が浅く(自分からみて前方に)
なってきて探っている深さが浅くなってくるんだ。
こうする事でも釣る深さを調整できるので
ヒットする確率が上がるのと、ルアーが泳ぐ姿勢が変わるから
一つのルアーでも何通りかのアプローチが可能となるんだ。
こうして3~5回程繰り返したらジグを回収し再び投入します。
この一連の動作を繰り返しヒットを待とう。
また風や潮の強弱によりジグの流され方が変わるので
あまり速く流されるようならジグを重くする等して
都度ジグを交換して調整していこう。
マグロ釣りのポイント
基本的には「ワンピッチワンジャーク」と呼ばれるアクションで誘うが、ワンピッチ=リールを1回転巻く、ワンジャーク=竿で1回シャクリ上げる。の組み合わせはその時々で釣れるパターンが変わるので色々探ってみるのが重要だよ。
また巻き上げてくるだけが釣れる訳でもなくジギングの場合はジグを落す=フォールだけでも釣る事ができるのでジグを落し込んで行くときも注意しよう。
一例:ここだと思う深さに到達したら余分な糸ふけ(そのままシャクると竿に抵抗感が無い)を取りジグの重みを感じたら一回竿をシャクリ一回リールを巻く→一回竿をシャクリ→一回リールを巻く→今度はリールを巻きながら竿をシャクる→上げた竿を元の下向きに戻し糸が張ってくるまで待つ。とかだよ。
何度か釣って棚が掴めているならリールは半回転だけ巻くとかもOK!
イメージとしてはバランス良く泳いでいたルアーが突然バランスを崩すようなアクションを与えて上げるとそのタイミングで喰いつくことが多いよ。
アタリ(魚が喰いついてきた時)は竿をシャクろうとした瞬間ガツッと止まったり、下に向いて引っ張っていかれたり、糸が止まってジグが落ち無くなったりする。これらは全てアタリだよ。
ガツンと竿を止めてくるようなアタリはほぼフッキングしていくので2、3度追い合わせを入れてやり取りに入ろう。
フォールのアタリがでて糸が止まっている時は慌ててリールを巻く必要はないのでしっかり(ピンッと糸が張って来るまで)糸ふけを取りそこから大きく合わせを入れるんだ!
この場合はマグロがジグを持ち上げて泳ぎ回っているのでそのままフッキングしようと合わせてもほとんどの場合逆効果で外れてしまうよ。
やり取りについてはリールに付いているドラグ機能をフルに活用し強く引いたら糸を出しながら耐え竿が起き上がってきたらリールを巻いて反撃するというのを繰り返し水面まで持ってこよう。
他の魚と違い個体が大きいのと、そもそも泳ぎが速い魚なので引きは強烈に感じるが、落ち着いて少しずつ寄せてくるイメージでやれば必ず取り込めるんだ。
また、水面の方や自分の方(船底)最後は船長にタモですくってもらいフィニッシュだよ。
無事船上にマグロが上がったら…すぐに鈎を外そうとしたり魚を触ろうとしてはだめだよ!
大型魚の暴れ方は非常に危険が伴うので、よく水を含ませたスポンジの上等に魚を置き(ほとんどの場合船長がそういった場所に置いてくれるし、そのまま鈎も外してくれるよ)魚を落ち着けてから鈎を外そう。できればピック等締め具で脳天を突いてから外す方が安全だよ。
その後血抜きをし(食味を優先するならここで神経締め→エラワタ抜き)船の氷間へ入れていくよ。
記念撮影をしたい時は釣れた時に船長に言うと協力してくれるので、もし希望がある(釣れたルアーも一緒に写したいとか、竿もった所とか、マグロと添い寝したいとか・・・)場合はお願いしてみよう。
釣れたマグロは船の氷間へみんなの分をまとめて入れていくので自分用のマーカーを持っていると便利だよ。
(無い場合は尻尾を切ったりヒレを切ったりするんだ)
オリジナルのシリコンマーカーバンドは繰り返し何度も使えるのでマーキングには便利だよ。
港に戻ったら自分の釣ったマグロと氷を受け取りクーラーに入れて終了だ!
氷の有無は船宿さんによって若干異なるのと、船の氷間を使わず、
個人のクーラーを持ち込む船宿さんもあるので事前に確認しておこう。
最後に




ビンチョウマグロはクロマグロ等と比較すると見劣りしがちだが、
釣りたてのビンチョウマグロの刺身やビントロと呼ばれる腹の部分の身は非常に美味しいので刺身や炙り等が最高だよ。
また中落は漬け丼やユッケ等に出来るし、家族で手巻き寿司パーティーなんかも楽しめるよ。
それでも身が余るならアヒージョやシーチキン等にしてもOK!
缶詰等とは全く違う味のシーチキンが出来上がるので是非食べてみてね!
メッチャ美味しいツナマヨができるよ(笑)
本命の釣り味は言わずもがな、外道にヒットしてくる魚も高級魚が多く鰹やキハダマグロ、赤マンボウ等強烈な引きを見せる魚ばかりだよ!
一生に一度は釣ってみたい大物である「マグロ」ぜひ本記事を参考にビンナチョウマグロジギングにチャレンジしてみてね。
チャレ
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