青森県から三重県沖にかけて分布。船釣りの対象魚で、70~80cm、7~8kgにまで成長する。深海性のため、一度に効率よく食わせるよう、15本から30本くらいの枝バリの付いた胴付き仕掛けで狙う。ポイントは狭く、アコウを釣るにはまず熟練の船頭を釣れという格言が生まれたほど。潮流と風を読んでポイントの潮上に船を立て、片舷に並んだ釣り人が船頭の合図で端から順番に仕掛けを投入する。このとき仕掛けを絡ませたりして失敗すると、その回の投入がパスさせられ、小1時間もの間、指をくわえていなければならない厳しい掟がある。以前はエサを刺したハリを船べりに並べ、神経を消耗させながら投入していたが、今ではあらかじめ投入用掛け枠に仕掛けを巻き、乗船前にエサも付けておく方法が一般化したので釣りやすくなっている。
アコウは海底すれすれに群れているから、オモリをわずかに切った状態で仕掛け全体を船で引っ張り、アタリがあったら釣り場の状況に合わせて道糸を送り込んだり、少しずつ巻き上げたりし、一度にできるだけたくさん食わせる。うまくいけば10数尾もの深紅のアコウが次々に海面に浮上する提灯行列の景観が体験できる。
目次
生態について
分類 | スズキ目カサゴ亜目メバル科メバル属 |
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別名 | アカウオ、アコウ、メヌケ、メヌキ |
大きさ | 50cmほどが一般的なサイズ。 |
釣期 | 12月~4月の冬季がベストシーズン。 |
美味しい食べ方 | 弾力のある厚い皮が魅力で皮目を生かした調理が人気。お刺身・煮つけ・汁物・焼きなど様々な料理で楽しむことができる。 |
釣りの難易度 | ★ ★ ★ ★ ☆ |
引きの強さ | ★ ★ ★ ☆ ☆ |
珍しさ | ★ ★ ★ ★ ★ |
補足 | - |