クロダイはタイ科のなかでもマダイと並ぶ代表的な種類である。体型はタイそっくりだが、色が黒いばかりにタイより低い評価を受けている。しかし、磯や防波堤から比較的簡単に狙えるため、釣り魚としての人気は高い。人間が住む場所の近くに好んでいることから、昔からこの魚を釣るための方法がたくさん開発されている。
最も人気の高い釣り方は磯釣りである。かっては生サナギやスイカなどを使った地方色豊かな独特の釣り方があったが、今はオキアミを使った釣りに統一されつつある。タナが比較的深いため、ウキの浮力のあるものが人気があり、メジナのような円錐ウキより立ちウキを使う人が多い。
磯からのウキ釣りだけでなく、防波堤の壁すれすれに餌を落としていく、落とし込み釣りも人気が高い。この場合の餌は生きたカニが中心で、いかにもカニが波で流されて沈んでいくように餌を演出してアタリを取る。
目次
生態について
分類 | スズキ目スズキ亜目タイ科ヘダイ亜科クロダイ属 |
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別名 | チヌ(関西以西)、カワダイ(北陸)など。出世魚であり、関東ではチンチン→カイズ→クロダイと呼称が変わる。 |
大きさ | 30~40cmほどが一般的なサイズ。最大で70cm前後になるものもいる。 |
釣期 | ほぼ周年で、大物狙いなら3~5月。 |
美味しい食べ方 | 淡白な白身。生でも焼きでも美味しい。 |
釣りの難易度 | ★ ★ ★ ☆ ☆ |
引きの強さ | ★ ★ ★ ☆ ☆ |
珍しさ | ★ ☆ ☆ ☆ ☆ |
補足 | - |