口にヒゲがあることでフナとは容易に区別できる。日本全土に分布し、最大では1mを越える。暖かい水を好み、水温の下がる冬は深場にいて泥にもぐったりしてあまり動かない。春、秋に活発に動き、産卵は5月。各地で放流が盛んになるにつれて釣り場も増えているし、魚影も濃くなっている。
30cmくらいまではノベ竿にヘラブナの仕掛けを頑丈にしたものでいいが、それ以上のサイズだとリールを使った吸い込みか食わせ釣りとなる。吸い込みはラセン状の針金に餌をダンゴ状に巻き付けて、アタリを待つ釣り方をする。置き竿による釣りなのでアタリの確率を高める意味でも竿数を多く入れておいたほうがいい。餌は吸い込みならコイ専用のネリエサ、食わせ釣りではふかした芋やミミズ、エビガニ、ドジョウなども使う。餌は必ず底に着いているようにすること。コイは同じような場所にいるからポイントは以前にも釣れた実績のあるところを選ぶ。ハリに掛かってからの取り込みが大変で、リールのドラグを調整しておく。
目次
生態について
分類 | コイ目コイ科コイ亜科コイ属 |
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別名 | 無し |
大きさ | 60cm前後が一般的、最大で1mを超えるものも確認されている。 |
釣期 | 4月~5月の春頃と9月~11月の秋頃。 |
美味しい食べ方 | 泥臭さがありほとんど食用にはされないが、丁寧な下処理をして煮付けや揚げものにすると美味しい。 |
釣りの難易度 | ★ ★ ☆ ☆ ☆ |
引きの強さ | ★ ★ ★ ☆ ☆ |
珍しさ | ★ ☆ ☆ ☆ ☆ |
補足 | - |