タナゴの仲間は日本には14種いて、一般にはあまり区別せずに釣られている。関東でタナゴ釣りとして主に釣られているのはヤリタナゴである。関西ではボテと呼ぶ。日本の釣りの対象魚としては最小の部類に属するもので、最大でも10cmくらいである。
こんな小さな魚だが、江戸時代から伝統的な釣り方が開発されてきている。1mくらいの専用のタナゴ竿に、独特の仕掛けを付けて、田圃に水を引く水路などを探って歩くのが、冬の風物詩ともなっていたが、最近はタナゴのいる場所が少なくなり、あまり見られなくなってしまった。
小さな魚のためアタリがちいさい。これを取るためにはウキも小さい専用のものを使う。ごく小さなトウガラシウキかタマウキを連結したシモリウキにし、ハリも極小のものにする。
タナゴは冬になると岸近くにある枯れた葦の間などに群れ始める。こうした場所に上からまっすぐに仕掛けを降ろしてやる。横に振り込むと引っかかってしまうからだ。
目次
生態について
分類 | コイ目コイ科タナゴ亜科タナゴ属 |
---|---|
別名 | - |
大きさ | 種類により異なるが、大型のもので15cmほどになる。 |
釣期 | 秋頃がおすすめ。 |
美味しい食べ方 | ほろ苦さがある。佃煮が人気。 |
釣りの難易度 | - |
引きの強さ | - |
珍しさ | - |
補足 | - |