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これは食べられるの?よく釣れる海の外道5選≪後編≫

目次

外道の代表選手「ネンブツダイ」はイクメンだった?

サビキ釣りやウキ釣り、探り釣りなどなど…、堤防からの釣りで外道と言えばコレ!という存在の「ネンブツダイ」の仲間です。

ネンブツダイはテンジクダイ科の小魚で、堤防から釣れる近縁種にはクロホシイシモチ、オオスジイシモチ、コスジイシモチ、クロイシモチなどがいます。頭に大きな耳石があることから近縁種は「○○イシモチ」と名前が付けられています。その多くは体長10㎝前後と小さく、一纏めに「ねんぶつだい」とか「金魚」と呼ばれることが多いです。体の割には大きい口で、どんなエサにでも喰らい付いてきて釣り人の邪魔をします。多くの魚では雄雌ともに産卵した後の卵はほったらかしですが、この魚の仲間は雄が卵を口の中で保護するイクメンであり、卵が孵化するまで飲まず食わずで守ります。

淡泊な食味であり唐揚げなどで食べられますが、耳石や背骨がまあまあ硬いので処理に手間がかかります。釣れてしまったが持ち帰る予定がないときは、「育児頑張れよ」と優しく逃がしてやってほしいものです。

ウナギ?ウツボ?いいえ、「ダイナンギンポ」です

カサゴなどの根魚を狙っていると時々釣れるのが、このニョロっとした「ダイナンギンポ」という魚です。

冷たい海に広く分布するタウエガジ科魚類の一種で、巨大なオオカミウオや日本海で漁獲されるゲンゲ類に近い種類です。似たような見た目のウナギやウツボなどのウナギ目魚類とは全く違う魚になります。カサゴと同様の場所で釣れますが、水深数㎝しかない岩の隙間や潮だまりにも生息し、その細長い体で物陰に潜んでいます。

食通や魚通の人ならご存知の、江戸前高級天ぷらダネの「ギンポ」は同じゲンゲ亜目の別種ですが、こちらのダイナンギンポも天ぷらや唐揚げで美味しく頂けます。

「ボラ」って汚くて臭いし不味い?それは場所にもよります

汚染された都市河川に大群で押し寄せているイメージの強い「ボラ」ですが、こちらは古くから釣りの対象魚・食用魚とされてきた魚なので外道にするには問題があるかもしれませんね。

ボラは河川中・下流域、河口周辺、港湾、砂浜、磯などの広い範囲に生息し、最大80㎝を超える大型魚です。水質汚染に強く、水の汚れた都市河川や工業港でも生きられます。釣りではクロダイ釣りやサビキ釣りの針に食いつくか、ルアーに引っ掛かって釣れることが多いですが、普段は主にプランクトンや海底に沈んだ有機物片や付着藻類を砂泥ごと吸い込んで食べています。

その食性から汚れた泥ごとエサを食べているので、都市周辺で釣れたボラは臭いがきつくて食べられないこともありますが、水質や海底の砂がきれいな場所で育ったボラは臭みもなく非常に旨い魚です。刺身にすると血合いの色が美しく、特に冬のボラはマダイの刺身と同等かそれ以上の味わいです。ボラを美味しく食べるには血抜き、鱗とり、内臓除去をできるだけ早く確実に行うことが重要です。なお、ボラに限らず淡水域や淡水の影響のある場所で釣れた魚は寄生虫症の恐れがあるため、食べるならば十分な加熱処理をお勧めします。

恐ろしい顔なのに上品な白身の「エソ」

英名でリザードフィッシュ、恐ろしい顔つきで、釣れた小魚やルアーに猛然とアタックしてくる「エソ」というモンスター。ルアー釣りをしていて、強烈な引きで抵抗されて、さぞ良い魚だろうと思ったら大きなエソ…、という経験をされた人も多いのではないでしょうか。ただ、あまり知られてませんがエソって実は十分良い魚ですよ…。

よく釣れるのはマエソ(写真は本種)やワニエソ、トカゲエソ、オキエソで、体長40㎝を超えるフィッシュイーターです。暖かい海ではやや小型のアカエソもよくルアーに掛かります。いずれも大きく口が裂け、鋭い歯が並んだ凶悪な顔つきです(私は好きです)。

その見た目とは裏腹に非常に上品な白身の魚であり、高級練り物の原料として重要です。高知や愛媛で作る練り物はエソをメインに使ったものも多く、甘みが強くて非常に美味しいです。小骨が多いので調理には手間がかかりますが、まとまって釣れたらぜひ自家製の練り物(さつま揚げが簡単でオススメ)を作ってみてください。面倒な場合は、「このバケモノが高級かまぼこに…」と想いを巡らせ丁寧にリリースしてあげてほしいです。

これは食べちゃダメ!「フグ」の仲間

キング・オブ・外道はやはり「フグ」の仲間でしょう。大群でエサを貪り、針からエサをかすめ盗り、ハリスを噛み切り、しかも毒があり食べれない…。最凶最悪の釣り人の天敵です。

釣り場ではクサフグ(写真は本種)、コモンフグ、ショウサイフグ、ヒガンフグ、キタマクラという種類のフグによく悩まされます。いずれもエサを見つけると我先に群がり、警戒心が無いかの如くがっつく。これでは本命の魚もなかなか釣れません。投げ釣りなどでは強烈な引きに喜んでいると、釣り上ったのは巨大なヒガンフグということもよくあります。かわいらしい見た目からは想像できない発達した筋肉の強力なパワー、ハリスでも釣り人の指でも噛み切る強靭なクチバシ、ヘリコプターのように水中でホバリングできる遊泳術、そして神経毒のテトロドトキシンをも備えた「最も進化した魚」でもあります。

皆様ご存知の通り、フグには猛毒があり、加熱しても無毒化されないため素人が調理して食べることはできません。どうしても食べたい方は、フグ釣りの乗合船に乗せてもらいフグ調理師免許を持った船頭さんに有毒部位を除去してもらいましょう。一度食べると、あんなに憎たらしかったフグも全く違って見えますよ。堤防の上に打ち捨てる前に、ぜひ一度フグ船に乗ってみてください。

最後に

非常によく似た種類の魚がいますので判別出来ない時や自信がない場合は食べない事です。あと食べるならしっかりと鮮度管理を行いましょう。楽しく釣っておいしくいただきましょう。

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この記事を書いた人

学生時代は魚類の研究をしながら、釣り三昧の生活を送っていました。美味しい魚を発見するべく、釣れた魚はとりあえず食べてみるのがモットーです。

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