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これは食べられるの?よく釣れる海の外道5選≪前編≫

目次

海には知らない魚がいっぱい!「外道」の魚も楽しもう!

日本近海には4000種類以上の魚が生息しています。身近な釣り場にもいろいろな種類の魚が棲んでいますので、釣りをしていると狙っている種類とは違う魚が釣れてしまうことがあります。釣り人はそれを「外道」と呼びますが、そんな魚の中にも面白い魚、きれいな魚、美味しい魚…、など魅力的な種類もたくさん潜んでいます。今回は身近な釣り場でよく目にする海の外道を10種類紹介します。

外道としては失礼?「ベラ」の仲間

投げ釣りやウキ釣り、探り釣りなどなど、様々な釣りでよくお目にかかるのが「ベラ」です。体の大きさの割にはパワーがあり、強い引きで「本命か?!」と期待させてくれます…。

本州でよく釣れるベラは投げ釣りでおなじみの「キュウセン」(写真は本種)と磯ベラと呼ばれる「ササノハベラ」類が多く、他にはオハグロベラ、ホンベラ、ニシキベラなども顔を見せます。性転換を行い、雄と雌では別種のように色彩が変わり、夜は砂の中で寝る、という面白い魚です。どんなエサでも食いつき、熱帯魚のような色彩で、ヌルヌルしていて、歯が鋭く、捌く際には鱗が剥がしにくく、身は柔らかく、骨は硬い…、と嫌われることも多いベラですが、瀬戸内周辺など西日本では歓迎される魚でもあります。

見た目とは裏腹に美味しい魚で、調理がやや面倒ではありますが、塩焼きや煮付け、唐揚げ、汁物、刺身などで食べられます。好みもありますが、柔らかい肉質なので、塩を振って一晩干した「一夜干し」にして炙って食べるのが私のオススメです。ベラと知らずに食べれば高級魚と間違えるかも…。良いサイズのベラが釣れたらぜひお試しあれ!

「ヒイラギ」はもはや本命?!

狙っている「本命」の魚とは違う種類の魚が外道だとすれば、「ヒイラギ」はもはや本命と言っても過言ではない(かもしれません)。

投げ釣りやサビキ釣りで釣れる体長15㎝未満の小魚で、キスを狙っているとよく掛かります。その小ささと、背ビレと尻ビレの鋭いトゲ、何といっても大量に出てくるネバネバの粘液が釣り人に嫌われる所以です。しかし、愛知では「ゼンメ」、高知では「ニロギ」と呼ばれ重宝されるなど、各地で根強い人気のある魚でもあり、高知の浦戸湾では舟釣りで専門に狙うほど。

こんな小魚が美味しい魚なら他にもたくさんある地域でも愛されるのは、やはり美味しいからです。鋭いトゲとヌメリをとり、煮付けや味噌汁、刺身にして食べます。小型ならば唐揚げがオススメ。小さい魚ですが、身にしっかりとした旨味があり、いくらでも食べられるほどの美味しさです。一度食べれば釣れるたびに捨てていたことを悔やむことでしょう。

めごちであってメゴチではない?ややこしくて旨い「ネズッポ」の仲間

投げ釣りでキスやカレイを狙ったことのある人は必ず釣ったことがあるでしょう「めごち」ですが、実はメゴチという魚は全く違う魚の名前です。

写真のめごちは「ネズッポ」科の魚類で、ルアー釣りで人気のマゴチなどのコチ科魚類とよく似た体形をしています。ただ、両者は似て非なるものであり、ネズッポ科の口はゴカイなどを吸い込むための下向きのおちょぼ口ですが、コチ科では小魚を丸飲みにできる大きく裂けた口となっています。標準和名でメゴチというコチ科の魚がいるのでややこしくなっています。

知る人ぞ知る旨い魚で、めごちの天ぷらや唐揚げの味わいは本命のはずのキス以上とも…。ネバネバの粘液とエラブタのトゲが厄介ではありますが、飲食店や魚屋ではあまりお目にかかれない魚なので、たくさん釣れたらむしろ喜ばなければいけません。よく釣れるのはネズミゴチ(写真は本種)とトビヌメリの2種類ですが、稀に混じる強烈な刺激臭を放つヤリヌメリは食べないようにしましょう。

オセンゴロシという物騒な別名の「スズメダイ」

サビキ釣りやウキ釣りで寄せエサを巻いていると寄ってくるのがこの「スズメダイ」です。水中が本種で真っ黒に見えるほどの大群で押し寄せ、もはや本命までエサを届けることは不可能になることもしばしば。

「オセン」とか「オセンゴロシ」と呼ばれるのは、本種の硬い骨が喉に刺さって死んでしまった人が由来とか。

15㎝足らずの小魚で、しかも骨が硬いという外道ですが、食べてみるとこれがまた旨い。よく脂が乗っている魚で、特に福岡では好まれているようです。刺身や塩焼き、煮付けで美味しく食べられますが、本当にその小ささが悔やまれます。近縁で熱帯魚のような見かけのオヤビッチャも同様に美味しいです。

イワシじゃないよ「トウゴロウイワシ」

イワシのような外見の小魚で、こちらもスズメダイと同様に寄せエサに大群で集まり、サビキ釣りやウキ釣りの邪魔をします。

名前からもイワシの仲間のように思われますが、実は全くの別種です。マイワシやカタクチイワシはニシン目の魚ですが、本種はトウゴロウイワシ目に分類され、サンマやトビウオ、メダカなどの近縁種です。

見向きもされない外道の座に甘んじていますが、これも隠れた美味しい魚であります。オススメは鱗を付けたままじっくりと油で揚げた「松かさ揚げ」です。しっかり水気をとってから揚げることと、鱗がサクサクになっているか確認(試食)しながら作るのがコツです。よく似たギンイソイワシも同様に美味しいです。

最後に

魚釣りは狙った魚が思い通りに釣れるというのも楽しいですが、何が釣れるか分からない点も面白さのひとつです。「なんだ外道か」と失望せずに、この魚はなんて名前だろう、どういう料理がよいだろうか…、と考えると一度の釣行でも楽しみをさらに増やすことができます。ただ、中には危険な魚や毒のある魚もいますので、知らない魚はむやみに素手で触らず魚バサミやフィッシュグリップで扱う、食用になるかしっかり調べてから食べるというのも大事です。上手に外道たちと付き合えば、釣り人生がもっと楽しくなりますよ!

≪後編≫に続く…

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この記事を書いた人

学生時代は魚類の研究をしながら、釣り三昧の生活を送っていました。美味しい魚を発見するべく、釣れた魚はとりあえず食べてみるのがモットーです。

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