河川の中流域から上流に生息。一部地域では海に降りた降海型が見られるが、これは近似種のマルタ。このほか、ウケクチウグイ、エゾウグイなどいくつかの種類がある。
ウグイは繁殖力の強い魚で、また河川の汚染にもやや強いことから各地の川にたくさん生息している。しかし、独特の臭いがあることと、食べても小骨が多いことから、専門的に狙う人は少ない。ただし、北関東ではアイソといって珍重して食べるところもあるから、料理の仕方が問題なのかもしれない。
普通は渓流釣り師が冬の禁漁期に狙う場合が多いようだが、引きは強く、手軽に釣り場が選べることから、じっくり狙えば結構楽しめる魚である。
釣り方はウキ釣りが一般的。渓流の練習と考えてミャク釣りで狙うのもいいだろう。エサは川虫、ミミズ、イクラ。ウグイは体つきがヤマメなどに比べて丸いことからも分かるように、あまり泳ぐ力がない。ヤマメより流れの緩い場所に群れでいるから、ここを狙い撃ちにする。
目次
生態について
分類 | コイ目コイ科ウグイ亜科ウグイ属 |
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別名 | ハヤ、アカハラ、イダ、アイソ |
大きさ | 最大50cmほどまで成長するものもいるが、30cm前後が平均サイズとされている。 |
釣期 | 周年釣ることができる。春から秋の水温が高くなる時期がベストシーズン。 |
美味しい食べ方 | 川魚独特の泥臭さと小骨の多さが難点だが丁寧に下処理をすれば美味しく食べられる。塩焼き・天ぷら・甘露煮などがおすすめ。 |
釣りの難易度 | ★ ☆ ☆ ☆ ☆ |
引きの強さ | ★ ★ ☆ ☆ ☆ |
珍しさ | ★ ☆ ☆ ☆ ☆ |
補足 | - |