北海道以南の日本各地の沿岸に分布し、水深150mまでの砂泥底の大陸棚を回遊する。昼間は底近くに潜んでいて夜行性のため、夜陰に乗じて中層から表層近くに浮上。昼間は海底近くに潜んでいることが多いが、餌の回遊があれば大小の編隊となって出没する。現れては消え、消えてはまた現れれるように遊泳層も不定。餌を追い求めているため、まさに神出鬼没だ。
産卵期は初夏とされているが、日本近海にはいくつかの系群があり、必ずしも一定ではない。そのため釣期にもばらつきがあり、場所さえ変えればほぼ1年中、姿を見ることができる。
最大1.7mにも及ぶ体型は細長く、銀粉を塗りたくったように輝いているところから太刀魚と呼ぶ説があり、また海中で静止しているとき、頭を上にしてまっすぐに立っているので立ち魚だとする説もある。小魚を食うフィッシュイーターのため、餌釣りのほかカッタクリという擬似餌にも反応、ルアーのターゲットとしても人気が高い。
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生態について
分類 | スズキ目サバ亜目タチウオ科 |
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別名 | タチ |
大きさ | 80~90cmが平均的サイズ。最大2mまで成長する。 |
釣期 | 梅雨ごろから冬まで。夏から秋にかけてがベストシーズン。 |
美味しい食べ方 | 揚げ物・塩焼き・煮付けなど。 |
釣りの難易度 | ★ ★ ★ ☆ ☆ |
引きの強さ | ★ ★ ★ ☆ ☆ |
珍しさ | ★ ★ ★ ☆ ☆ |
補足 | 歯がとても鋭い |