日本全国の沿岸から沖合にかけて広く分布。水温の上昇する夏は北上し、寒くなると南下する。ブリやヒラマサ、マグロなどの回遊魚をはじめ、イルカやイカなどの恰好の餌となることも多く、ほかの生物に食われるために生まれてきたといっても過言ではないほど。大群を形成して遊泳するのは外敵から逃れるためだといわれるが、これが逆効果をもたらしている面もあり、海中からだけでなく空中からもおびただしい数の海鳥が襲いかかり、鳥山を形成する様子は壮観でもある。青みがかった背の色をしているところから青物と呼ばれ、新鮮なものは七度洗えばタイの味といわれるほどうまい。
船釣りではアジなどのサビキ釣りの外道で掛かることが多いが、群れの回遊にあわせて専門に出船することもある。また手軽に釣れるため、堤防などでのファミリーフィッシングの好ターゲットでもある。
水温がもっとも下がる2月から4月にかけて産卵。初冬からその直前までが旬だが、産卵中も積極的に食い、ひとりで数100尾も釣り上げることが珍しくない。
珪藻やアミなどのプランクトンを主食にして2年で約15cmの中羽イワシに成長。20cm以上になると大羽と呼ばれ、最大30cmくらいに達する。
目次
生態について
分類 | ニシン目ニシン科マイワシ属 |
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別名 | チュウバ(15~18cm)、オオバ(20cm以上)など |
大きさ | 20cm前後が一般的に釣れるサイズ。大きいもので30cmほどにもなる。 |
釣期 | ほぼ周年釣ることができるが、初夏から秋ごろが狙い目とされている。 |
美味しい食べ方 | 塩焼き、揚げ物、つみれ汁など。 |
釣りの難易度 | ★ ☆ ☆ ☆ ☆ |
引きの強さ | ★ ☆ ☆ ☆ ☆ |
珍しさ | ★ ☆ ☆ ☆ ☆ |
補足 | - |