みなさんはウキにはカン付きがあるって知ってますでしょうか?
今回はフカセ釣りにおいてカン付きウキのメリット、デメリットを私なりに書いてみようかなと思います。
カン付きって?
ウキの下部に回転する輪っかがついているものがあります(写真)。これがついているウキををカン付きウキといいます。これスナップ付きスイベルを使って道糸(仕掛けはこんな感じ
糸との接続
シモリペット、ウキペットと呼ばれるものを使って仕掛けを作ります。スナップ部にウキをつけリング部分に道糸を通します。(下の写真のように)
私が良く使うものは富士工業のsicラインスベル パワーT/ラウンド型 PLSMSR1.0です。糸の太さが4号まではこれでできます。Sicリングは糸との抵抗も少なくよりスムーズに仕掛けを流すことができます。さらに糸落ちを求める人はスーパーラインスベルという商品もあります。だ円リングのSicスーパーラインスベルは丸型リングに比べ糸落ちスピードが2倍の差があるそうです・・・
商品名 富士工業 sicラインスベル パワーT/ラウンド型 PLSMSR
メリット
メリットは①糸を切らずにウキの交換が可能なこと②ウキ(カンの部分)と道糸との接点が水中になるため風の影響を受けにくいこと。③糸がウキの中を通らないのでウキと道糸の摩擦抵抗が少なく、仕掛けが落ちやすいことです。上の図のようにカン付きウキ仕掛けでは道糸が水中に隠れる部分が多く風の影響を減らせます。道糸がフロートだとあまりかもしれませんが、サスペンドならさらに影響を受けにくいです。風の影響が嫌いな私はサスペンドの糸にカン付き仕掛けですることが多いです。
デメリット
デメリットは①糸がらみしやすいこと②仕掛けにシモリペット分の重さを考慮に入れないといけないことです。慣れていないとすぐに絡まってしまいます、ウキの交換は素早く行えてもここでタイムロスをするのはもったいないです。ラインメンディングをしっかり行って絡むのを防ぎましょう。
糸がらみしにくくするアイテム
糸がらみしにくくする(主に棒ウキを使うときに使用)には、釣研のからまんパイプという商品もでています。からまんパイプはパイプとXスナップを組み合わせ、強制的にラインとウキが接しない間隔と位置となることにより、厄介な糸絡みが激減します。適度なコシのある蛍光パイプは、飛行中にも天秤の役割を果たし、ウキから下のラインが道糸側に回り込むのを防止します。仕掛けの入っていく方向と角度がしっかりと視認できるため、仕掛けの入りを読んだ、より正確なマキエワークが可能となります。
商品名 釣研 からまんパイプ イエロー
最後に
いかがでしたでしょうか?めんどくさがりの私もこれを使うようになってからはマメに仕掛けを変えるようになりました。いくつか下に私が使っているウキのシリーズを紹介しておきます。今までカン付きを使ったことがない人もメリットデメリットを理解して状況に合わせて一度はチャレンジしてみてもいいんじゃないでしょうか?
商品名 キザクラ ウキ 黒魂 R2
自重がありどっしりしています。ポイントを見極めてとどまらせる釣り方に向いています。
商品名 AURA アウラ ナイトR1 オレンジ
オールラウンドに使用可能なスリム型カン付ウキです。トップにケミホタル25が装着可能な昼夜兼用モデル。オールラウンド型で値段もそこまでお手頃。
商品名 釣研 T-ランサー M
更なる高感度を目指したスリムシェイプです。棒の折れやすさへの工夫や遠投時の姿勢や水面との高低差のない場所でウキが見やすい棒ウキの中でもよく考えられたウキに思います。