北海道南部以南の浅い砂底の海に生息。全長は30cmを越えるものもごくたまにいるが、平均的なサイズは20cm前後である。産卵は初夏で、最初の年に8cmくらいまで成長するという。寿命は10年以上。似た仲間にアオギスがいるが、これは数が非常に少なく、絶滅危惧種となっている。
シロギスは姿形が良く、味覚にも優れていることからなじみの深い魚である。初夏になると一斉に浅場で釣れはじめるため、各地の投げ釣りや船釣り、ボート釣りで狙う人が多くなる。初冬までコンスタントに釣れるが、水温の下がる冬場は水深20~30mの深みに落ちる。
投げ釣りでのコツは、沖一杯に投げたら、ごくゆっくりと仕掛けを引いてくるサビキ釣りと呼ばれる方法が一般的。餌を動かし続ける効果と、広い範囲を探れる効果がある。百m以上遠投しているとアタリは分かりにくいが、近場ではかなり鮮明に出る。
目次
生態について
分類 | スズキ目スズキ亜目キス科キス属 |
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別名 | キス、ヒジタタキ(大物)、ピンギス(小型) |
大きさ | 20cm前後が一般的に釣れるサイズ。最大で30cmを超える大物も。 |
釣期 | 比較的簡単に釣れるのは秋ごろ。 |
美味しい食べ方 | ふっくらとした身を楽しむなら天ぷらがおすすめ。フライやお刺身なども美味しい。 |
釣りの難易度 | ★ ★ ☆ ☆ ☆ |
引きの強さ | ★ ☆ ☆ ☆ ☆ |
珍しさ | ★ ☆ ☆ ☆ ☆ |
補足 | - |