朝鮮、及び中国から移入された外来種である。朝鮮からきたものがカムルチー(C.argus)、台湾からきたものをタイワンドジョウ(C.maculata)と区別しているが、日本では両種をライギョと総称している。カムルチーの方が斑紋が大きく、体色は褐色が濃い。タイワンドジョウは体が平べったく、黄色味かかった褐色で、ウロコが大きいので区別できる。平野部の浅い池沼や流れの緩い川にすみ、小魚、エビ、カエルなどを食べている。最大体長は1mを越え、猛烈にファイトすることから、ルアーのいい対象魚となっている。
釣りシーズンは水温の上昇する初夏以降。空気呼吸するため時折水面に浮いてくる。狂暴なフィッシュイーターだが、愛情細やかなところがあり、6~7月に水草を集めた産卵床を作り、その中に浮遊卵を2~5万粒も産み、孵化してからも稚魚が成長するまで周囲を遊泳し、外敵から守っている。ウイード(藻)やリリーパッド(蓮)の茂った間にできる穴などを注意していると、稚魚の群れが水面近くを多数泳いでいてその下に巨大な親魚がぽっかり浮いているのが目撃される。
ポイントは藻穴など、障害物のある所で、こうした場所をフロッグなどで狙えばすさまじい水音をたててバイトしてくる。やや太目な頑丈なタックルで藻穴から強引に引き出す必要がある。
目次
生態について
分類 | スズキ目タイワンドジョウ科 |
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別名 | カムルチー |
大きさ | - |
釣期 | 冬は冬眠するため、春から秋にかけてがおすすめ。 |
美味しい食べ方 | 生食は寄生虫の危険があるため向かない。汁物やフライなどで食べられる。 |
釣りの難易度 | - |
引きの強さ | - |
珍しさ | - |
補足 | - |