ルアーでのシーバス釣りにおいてシーズンごとにシーバスが食べるベイトが変わったり、そのシーズンごとのパターンがあります。バチ抜けシーズンは冬から春にかけて初心者の方でも釣りやすい時期ではないのかなと思います。実際に、私はこの時期と秋の時期に多くのシーバスを釣っています。今回は、そのバチ抜けシーズンのシーバス攻略とおすすめルアーをご紹介したいと思います。
そもそもバチ抜けとは?
そもそもバチ抜けって何?と思われる方も多いと思います。バチ抜けとはゴカイやアオイソメなどの多毛類のことをバチと呼び。それが産卵行動のために大潮などの夜に沖に向かって大量に地中から出てきて泳ぎだすこといいます。遊泳力のないイソメ類は流れに身を任せて下げ潮に乗って沖へ向かいます。動きの遅いバチはシーバスにとって食べやすいので格好のエサになります。なので、この習性から釣りに行くタイミングが重要になってきます。
時期
バチ抜けは地域によりますが早いところでは12月頃から遅いところは6月頃まで起こります。メインの時期は関東3~4月、東海4~5月、関西4~6月といったような感じです。また、バチの種類が時期により異なります。
大潮周り
バチが良く抜けるのは大潮周りの夜になります。なので狙うタイミングは大潮の満潮からの下げ潮になります。大潮の満潮は6時頃と18時頃の2回です。夜の時間帯は18時頃になるので、そこから2時間ほどが狙うタイミングになります。大潮の時に抜ける確率が高いだけで違う潮周りでもバチが抜けることはあります。(生き物なので例外はあります。)記事を書いている私も大潮の夜にうまいこと狙って釣行できたことは少ないです。別の潮の時でもバチが漂ってるなとかいうときもありました。
狙う深さや場所は?
バチ抜けは基本表層(赤色の部分)を狙うのがパターンです。まったく、表層の反応がなければ、徐々に水面から10㎝⇒20㎝⇒50㎝と下げていき、下の方もさぐります。
最後は底まで落としてからゆっくり巻いてくると意外に釣れるときもあります。(いわゆるちょうど地中からでてきたバチを演出します。)
また、河口でも流れの緩いところや、街灯などの光があたっている明暗部が多いところに溜まりやすく、そういったところはポイントのひとつになります。
ルアーの動かし方
基本はルアーを投げてゆっくりと巻いてくるこれだけです。激しく動かしたり、竿をはげしく上下左右しないといけないなどありません。巻くスピードや巻くのを止めたりしてバチの動きに合わせましょう。また、上流にキャストして流れに身を任せるというのも一つの動かし方です。
おすすめルアー
ルアーはI字系のまっすぐなシンキングペンシルが主になります。サイズは10㎝前後、重さは10g前後です。カラーはゴカイに似たナチュラルカラーのものや濁りの強いところではチャートや白の派手なものを選んだりします。澄んだ水のところで常夜灯のライトがあるところなどではシルエットのはっきりするブラック系が意外にもよかったりします。それでは、最後におすすめ、ルアーをいくつか紹介します。
商品名 ガイア エリア10 EVO
私のお気に入りルアーです。お値段もほかのルアーよりお手頃。フローティングタイプもでているのですが、いろんな深さが攻められるようにシンキングタイプのこちらをおすすめしておきます。飛距離は他のルアーに比べると飛びません。
商品名 ジャクソン にょろにょろ 125
逃避するベイトをリアルに再現、バチパターン、サヨリパターンはおまかせください!名前のごとくにょろにょろ動いてくれます。
商品名 デュオ ベイルーフ マニック 95
リトリーブを開始すると素早くアクションが立ち上がり水面直下へと浮上し絶妙な引き波を発生します。マニックの微振動ロールがV時波紋の中に独自の弱いウネリを発生させ、一段とアピール力を強めます。飛距離が同じ重量のルアーに比べだしやすいです。
商品名 邪道 エンヴィー105
水深0~30cmを目安に使用できます。95に比べ浮き上がりが若干遅く仕上がっているため、「流れのある川などでの流れバチ」、「デッドベイトを模す」には最適なモデルです。
商品名 バークレイ PBSSHS3.8-C SWホローサンドワーム3.8
こちらはワームです。ジグヘッド(オモリ付きの針)と合わせて使います。匂い付きでバチ抜けシーズンにはマストなアイテム。夜釣りの際は、中空部分にケミホタルを挿入し光らせることも可能。推奨サイズ:ケミホタル25 青系バチが多いタイミングで間違いない定番バチカラー。