フカセ釣りをしていて「どういう仕掛けで釣った?」という話になると思います。フカセ釣りの仕掛けは大きく3種類です。ウキを糸に固定する固定仕掛けとウキ止めを付けずにどんどん糸を出していく全遊動仕掛けとウキ止めを付けてある一定の棚を釣る半遊動仕掛けがあります。(半遊動でウキの浮力よりも重りを重くして沈ませていく釣り方もあります。)今の主流としては半遊動の方が多いのではないでしょうか?私もほぼ半遊動派です。フカセ釣りにおいて全遊動か半遊動かになりますが、どちらの仕掛けがどういいのかということについてお話ししたいと思います。
全遊動とは
全遊動とは、ウキ止めなしの仕掛けでウキ→(サルカン)→ハリ。ウキ止めがないので糸を出していくと、どんどん棚は深くなっていきます。なので、海底が深くて見えないくらいの水深があり魚がいる棚がわからない釣り場ではこの仕掛けで水面から深い棚までアタリ棚を探っていきます。そのため、メリットは半遊動のように棚を一回一回変えなくてもよいので効率よく棚が探れます。
また、ウキ止めがない分くわえたときの抵抗が魚に伝わりにくい。ウキ止めがないとウキに反応がでなくてアタリがわからないのでは?と思う人もいるかもしれませんが、実際にやってみると、魚の糸を引っ張る力がウキの浮く力より強いとき、アタリの瞬間はウキに反応がでます。(アタリが出たときは道糸がまっすぐになろうとする力が働きます。また、ウキと道糸に摩擦が生じてウキは浮いてきません。)
デメリットは、どの棚で釣れたかが明確でない(どこまで糸が出て行ってるのかがわかりにくい)ので、どれくらい糸を出したのか想像することが大事です。サンラインの磯スペシャルグレ道のようにマーキングしてある道糸や道糸にマーキングをすることでどれくらい糸が出ているのかが把握できます。
また、風が強いときはウキから竿までの糸が風の影響を受けるとなかなか糸が出ていかず、仕掛けが沈んでいきません。
商品名 サンライン 磯スペシャル グレ道 GureMichi 150m
●鮮やかなブルーとピンクの二色を25cmの等間隔・短ピッチで仕上げたことで、マークを探す・最適な位置に置くなどの作業を無くせます。
●短ピッチカラー仕様のため僅かな道糸の動きをも認識でき、ラインをひったくるアタリの時には凄まじいインパクトを感じることでしょう。
半遊動とは
半遊動とは ウキ止めを付けて狙う棚を決めて狙う仕掛けです。上からウキ止め糸→シモリ→ウキ→カラマンボウ→(サルカン)→針の順です。海底が見えて魚がいる棚がわかる場合など狙う棚が浅いときに使用します。メリットとしてはどの棚で釣れたかわかりやすく狙う棚がはっきりわかることです。デメリットは、ウキが引っ張られるときにウキの抵抗が伝わりやすく魚に違和感が伝わりやすくなります。
全遊動から半遊動へ
全遊動から半遊動へ簡単に切り替えられるような道具があります。
商品名 釣研 半円シモリC オレンジ
ラインを切らずに着脱ができるよう割り溝を設けました。全遊動仕掛けにウキ止めを結んでこのシモリを取り付ければ、素早く遊動仕掛けにチェンジ可能。一刻の猶予も許されないトーナメントの強い味方です。
最後に
どちらの仕掛けも一長一短があり、状況に合わせて使いこなせれば、あなたのテクニックの一つとなり釣果アップ?につながることでしょう。なんとなく仕掛けを変更したでは結果はなかなかついてきません。どんな状況だからこの仕掛けを使うや仕掛けがどの状態なのでこの仕掛けに変えるなど水中や仕掛けの状態を想像しながら試行錯誤していくことが大事です。予想して実践して違ったらまた変更しての繰り返しです。