釣研から発売された新製品のUL(アンダーロック)シモリ。これは何に使うの?とかどうやって使うのだろう?とか思った人もいるかと思います。私も使いたい使いたいと思いつつもなかなか釣行に行けず、試すことができず、うずうずしておりましたが、この間、ようやく使うことができたので使用感をお伝えします。
そもそもUL(アンダーロック)って?
そもそもULって何のこと?と思う人が多いと思います。アンダーロック(Under Lock)のことで、アンダーロックとはウキの下側の穴が狭まっており、シモリ玉なしでウキの内部でウキ止め糸が止まるようになっている構造です。釣研のディスペイド(G3以上)やゼクトα(B以上)にその機構が施されています。通常の通常のウキ(シモリ玉を使ってウキの上にウキ止めが止まるようになっているもの)に比べ重心が下にくるので安定しやすい。デメリットはウキ止め糸がひっかかってしまうことがたまにあることです。
ULシモリは通常のウキをUL仕様に変える!
このULシモリは通常のウキをUL仕様に変えることができます。ラインをシモリ本体に差し込んでからウキの下部に差し込むことで、糸穴下部でウキ止め糸をロックします。穴径が2㎜、2,5㎜、3㎜と3種類、ラインを切らずに装着できる後付タイプと最初からラインに通して装着するノーマルタイプがあります。購入する時はウキの径をあらかじめ測っておかないとウキの径のほうが大きいとき役目を果たせません。
私は径を測ってなかったのでどれがどのウキ合うかわからず3種類購入しました。。。
ノーマルタイプと後付けタイプ
ノーマルタイプと後付けタイプがあるのですが、それぞれメリットデメリットがあります。ノーマルタイプは事前に道糸を通しておくので糸から外れることはないのですが、仕掛けを変えるときに時間がかかります。後付けタイプはスリットが入っており仕掛けを作った後でも装着でき、付け外しが楽にできます。つまり、全誘導仕掛け→半誘導仕掛けの変更が楽にできます。デメリットは合わせたときに外れたり、なくなったりします。実際、強く合わせたときに外れて落ちていきました。
実際に取り付けてみた
色々なメーカーのウキも試しましたが、私の持っているウキではぴっちり合うものは少なかったです。ちなみに、3㎜(ピンク色)は私の持っているウキでは大きすぎて入るものはありませんでした。
からまん棒のようなゴムに近い硬さで少しはねじこめるのかと思ったら以外に硬めでした。取り外すのが指だけではしにくいので、上側の穴からつまようじみたいなもので押し出すと簡単に取れます。
ULの用途以外の使い方
聞いた話によると、ウキ止め以外にも糸落ちを抑制するときにも使ったりするそうです。ウキの頭部に差し込んで、ウキ止め糸を装着せずに使用したときは摩擦による抵抗で通常より糸落ちを遅くするためのパーツとして使えるようですが、私はあまりこの使い方はピンときませんでした。
使用するウキ止め糸は・・・
使用するウキ止め糸は、釣研様では 釣研のウキ止め糸プロ ホワイトを推奨しています。他社製のものでも可能ですが、
フロロカーボンのウキ止め糸は中で噛みこんで止まってしまうこともあるようです。
商品名 釣研 ウキ止め糸プロ ホワイト
従来までのウキ止め糸は、道糸に喰い込む形で固定力を確保するものが多く、移動時に道糸に傷を発生させがちでした。万能ウキ止め糸は道糸を包み込むように接触面全体で固定するため、道糸を傷つけにくい。
最後に
シモリひとつをとってみても仕掛けに変化が現れ、それが釣果に現れるかもしれません。私はこのULシモリで全遊動→半遊動への変更が素早くでき、状況変化への対応がやりやすくなるのはとても好都合に思っています。(ちなみに全遊動から半遊動に変えやすい釣研の半円シモリCというのがあります、今まではそれを使うこともありました。)
皆さんも一度試してみてはいかがでしょうか?
(パッケージ似ているのでノーマルタイプと後付けタイプ間違えないように^^;)
商品名 釣研 ULシモリ ノーマル
ノーマルタイプ。
商品名 釣研 ULシモリ 後付
後付けタイプ。スリットがはいっています。