初めての魚釣り

アジ釣り入門編(天秤フカセ)

釣り方講座 -ステップ3-

アタリがあったら

モゾモゾと引っ張るようなあたりがありますが、この時点ではまだ食い込んでいません。魚がエサを食い、反転したタイミングで竿が大きく引っ張られます。
明らかに引っ張られるように竿がしなるので、そこで合わせを入れます。合わせはゆっくりと竿をさらに曲げるようなイメージでやりましょう。急激に鋭く合わせると口が切れたりしてしまいます。ただ、エサ取りなどが掛った場合はアタリが非常にわかりにくく回収したら魚がついていた、という事もあります。

魚が釣れたら

まずは仕掛けが長いので天秤を回収し撒きエサのバケツに入れます。クッションをもって仕掛けを手繰り寄せていきます。

ここで問題なのは何が釣れてきたかです。アジの場合、口が非常に弱い魚です。30cmを超えるような大きなアジの場合引っこ抜いてしまうと口が切れることがあるので網ですくいましょう。
また、タイやイサキ、時にはハマチなどの青物まで釣れることがあります。無理をせず大きな魚の場合も網ですくいましょう。
アジはしっぽの付け根にゼイゴと呼ばれるうろこが鋭く変化したものがありますので素手で触らず魚つかみを使いましょう。

見た事の無い魚が釣れることもあります。そして時には毒のある魚が釣れるときも。
筆者もアイゴやミノカサゴを釣った事があります。そういった毒のある魚が釣れることもあるので知らない魚を手で触るのはやめましょう。

アジ・イサキが釣れたら大きさにもよりますが、20cm程度までならクーラーの氷と少量の海水を入れてその中にどんどん入れていきましょう。30cmを超えるサイズの場合は血抜きをした方がお刺身などで、よりおいしく食べられます。
マダイ・青物が釣れたら船に生け簀があると思うので船長さんに行って入れさせてもらうか、血抜きをしてクーラーに入れましょう。